こんにちは、横山です。
目標達成に関してある悩みのほとんどは
「モチベーションがない」
「モチベーションが続かない」
というものです。
モチベーションやwant toについては前回、前々回の記事でもお伝えしています。
【前回記事】
【前々回記事】
ゴールを設定すると、あなたの中で混乱が起きます。
マインドの中ではゴールの世界に臨場感を感じているのに、見渡すと周囲の世界は全く違っている。
まさに認知的不協和が起きているのです。
マインドの仕組みを理解していれば、冷静に対処することができます。
混乱が起きていたり、現状に強烈な不満が起きていたりするということは、エネルギーが生まれているということです。
ここで結果を焦ってしまうと、冷静に行動することができません。
結果を焦るあまり、
・一度行動をしてうまく行かなかったら諦める
・安易な方法だけを試す
・目的と方法が入れ替わってしまう
ということが起きます。
さらに瞬発的なモチベーションに頼って行動をしていると、うまくいかないことでモチベーションが下がり、さらにうまくいかないという悪循環を引き起こします。
ここで重要なのは、
・結果は過去のもの
・モチベーションは結果である
ということです。
もし行動した結果が望まないもの(一時的な間違い、基準に満たないなど)であっても、それは過去のものです。
未来思考では、未来に原因があり、現在・過去は結果です。
その結果を持って未来は決まりません。新しいことに挑戦していれば、失敗はつきものです。
まして現状の外のゴールに向かっているのであれば、未知・未体験のことばかりです。
一歩踏み出すまでがゴールになっていると、そこでエネルギーは出なくなります。
一歩踏み出す直前でエネルギーはほぼなくなり、なんとかモチベーションを上げて一歩を踏み出しても、そこから先に続きません。
本当にエネルギーが必要なのは、試行錯誤であり、誤った認識や行動を改めること、現実世界にフィードバックをかける過程においてです。
モチベーションに頼るということは、自分自身にhave toを仕掛けることです。
やりたくないことを無理やりするということは、無意識化で「私にはこうすることしかできない」と繰り返し語りかけることになります。
可能性や能力を制限して、セルフイメージを引き下げる行為です。
私たちはセルフイメージ通りの行動を取り、そのセルフイメージにふさわしい世界を実現します。
つまり、ゴール達成に必要なパフォーマンスを大きく下回るものしか発揮できなくなります(逆に現状維持のために強烈なパフォーマンスを発揮することになります)
モチベーションは結果です。
どうしてもやりたいからやる、必要だと無意識レベルで感じているからやる。
日々の行動や習慣を見て、他人の人が「モチベーションがありますね」というだけのことなのです。
・毎日3食食事をしてモチベーションが高い
・いつも心臓を動かしてモチベーションが高い
とは言いませんし、思いもしません。
当たり前にやっている状態が結果的にモチベーションが高いと評価されたり、振り返って気づくだけです。
モチベーションは結果です。
もし本当にモチベーションが問題になっているなら、モチベーションがわいて自然と行動が起きるまで待つのもいいでしょう。
毎日やってみたいことを考えてみる、リラックスしてどんな人生を選ぶか考える。
好きなこと、やりたいけど制限していたことをやってみる。
やりたくないことをして、これ以上自分自身を苦しめる必要はありません。
もちろんwant toは自己責任です。結果に対しては責任を求められます。
これは自業自得ということではなく、「結果に真摯に向きあう」ということです。
そしてその「結果」はネガティブなものではないのです。
want toで行動・選択した結果はとても充実感にあふれる、エフィカシーの上がるものです。
結果から目を背ければ、エフィカシーは上がりません。環境や他人のせいにすれば、自身の成長はありません。
そしてゴール達成したとき、ゴールに向けて大きく進展したとき、自分自身の成長が感じられたときはやはり最高の気分になれます。
誰かに認められたから、評価されたからではなく、want toで行動して最高の結果が出たと心から喜べるのです。
この感覚は言葉では伝えられません。
まずはゴールが先、方法は後、モチベーションも後です。
焦らずに、しかし結果に対しては真摯に向き合っていきましょう。
want toであればすべての選択が必然で最高のものだと感じられます。
お読みいただきありがとうございます。
苫米地式コーチング認定コーチ 横山
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