私たちは過去に生きている

コーチング
Pocket

こんにちは、横山です。

コーチングではゴールを設定して、未来思考で生きることを実践するわけですが、私たちの殆どは過去に生きています。

これは「いつも昔を懐かしんでいる」「過去のことを悔やんでいる」ということではなく、「過去の情動記憶によって、未来を決めている」ということです。

強い情動に結びついた記憶を元に私たちは良い・悪いを決めています(好む・嫌い、得意・苦手、落ち着く・不安、平気・怖い、などの判断も同じですね)

過去の情動記憶によって重要なものが決められてしまえば、未来は過去のコピーになります。あとは現状打破につながるきっかけを待つしかありません。

「運良く」現状を飛び出すことができても、コンフォートゾーンが変わらなければもとの現状に戻ってきてしまうでしょう。

少し長いですが、『コンフォートゾーンの作り方』より引用します。

 私たちは、過去の中に生きています。なぜならば、目の前の現実とその延長線上としての未来は、すべて過去の情動記憶が重要だと決めたものだからです。

 私たちは、情動記憶が重要だと決めたものしか、RASのフィルターによって受け取ることができません。そうでないものは、スコトーマによって隠されてしまうのです。

 ということは、今日という日は昨日の延長であり、あなたは現在、過去に生きているということになります。今日が昨日と同じであるならば、明日は必要ないはずです。

 私たちが明日を必要とするためには、まず、日々の自分の目の前に見える、自分自身の現実世界について、1つひとつどういう情動記憶がかかわって、それを自分に見えるようにしているのか考え、判断することが重要です。

 たとえば、ルー・タイスの講演会でよく行うことは、今見えている赤いものを全部、列挙してくださいという方法です。

 そう言われても、赤いものがそんなにたくさんあるとは思えないのですが、会場の人が列挙した赤いものは意外なほど多く、それぞれに見えている赤いものにかなりの違いがあることに気づかされます。

 これは、人が自分の情動記憶に結びついているものしか見ていないからです。

 TPIEでは、実際に自分が今目の前に目ている世界と、隣の人が見ている世界が違うということををよく学ぶことが重要です。そして、自分に見えていないものがあったら、なぜそれが見えていないのかという理由を探すことが大切なのです。

『コンフォートゾーンの作り方』 Unit4 人は過去に生きている

ゴール設定について、マインドの使い方について学び実践すると、すべてが必然になります。

「運良く」成功するのでも、「運良く」幸せになるのでもなく、「運良く」ゴールを達成するのでもありません。

必然的に成功し、幸せになり、ゴールを達成していくのです。

今回の内容は改めて取り上げます。

およみいただきありがとうございます。

苫米地式コーチング認定コーチ 横山

コメント

タイトルとURLをコピーしました